新選組!40

久々に誰も死なない話…だと思ってたらいきなりお幸と孝明帝…まぁ、どうでもいいといえばどうでもいい…ってことはないか。孝明帝の崩御が無ければ脱退の言い訳にはならなかった訳だしな…
伊東甲子太郎、ついに組からの離脱を決意し、一派に宣言。加納にぜひついて来て欲しいと言われる平助。悩む平助に対してもやはり伊東自らではないんだよね…
新年の会に呼ばれ、離脱の決意を聞いた永倉と斎藤。永倉が残る最大の理由はやはりあの時に山南さんから見届けてくれと言われたこと…。
左之助登場で全ての状況を伝えられ、伊東入場で策にはめたと言われた永倉からの言葉が完全に大河での「義の人」永倉を現してるよなぁ。その後の小芝居も伊東の小ささを見事に現してるしさ…。ちゃんと永倉を見てればあんなことは必要ないくらいはわかるだろうに…まぁ、ここ数回を除く斎藤を見ていたのなら間違ってはいないんだけどさ…
言っちゃなんだが、伊東のあの方法で引き入れられるのって大河の幹部衆だと山南、土方、武田、あとは新見の自称知将くらいだと思うぞ…他の連中は義や「それがどうした」ってな感じで相手にもしないだろうて…
それはさておき今回の一件を伊東・永倉・斎藤のアレと日付をあわせてるのは流石だ、三谷さん…
観柳斎のまぬけもあって動きがバレたとわかり、近藤を言いくるめたつもりの伊東と血を見るよりもと喜んで伊東に言いくるめられた近藤。その思いを受け止める源さん、分かりつつもそれをよしとしない土方、そしてただ「切ればいい」と言い放つ沖田…。ここにきて試衛館四人が自分の立場のせいで完全に分かれてはきてるのね…
斎藤に御陵衛士へ行ってスパイをと頼む土方と嫌そうな表情で聞いている斎藤…30回の話の時は、斎藤は局長・副長の犬となって動く人間で、ここでスパイになることの伏線かとも思ってたけど、ここ数回の斎藤をみてると「仲間」を裏切るのが本当に嫌になってるがわかるんだよね…今回のを了承したのも平助を殺したくないという土方の心を受け止めたからだってのがよく分かるし…。ただ、あの状況で出て行った斎藤を伊東が信用するとは思えないのは自分だけではないはずだ…
誠の旗*1を見つめる平助に声をかける沖田。目標としていたことを告げる平助に自分に後がないことを告げる沖田…そして「せめて相討ちに…」油小路での結末が見えてしまう自分が嫌だ…
ただ、ここで沖田は自分と近藤の関係を平助と伊東の関係に当てはめているけど、これは違うと思うんだよなぁ…。基本的にここでの伊東は永倉が言うように、自分を含めた誰も信じず全てを自らの手駒とし、駒の意思がある事などは考えず扱う人間。近藤は自分を含めた全ての人間を駒として扱うという事を考えつきすらしない人間。付いて来いといわない理由は全く違うはずなんだよね…ここ数回で出されてる自分に後がないことで他を見る事をできなくなっている沖田にはそこの違いを見ることはできないのかもしれないけど…
つか、ここ数回の沖田は達観してきたとか言うのをいろんなBLOGでも見たが、自分には正直言って自分に後がないことから来る甘えにしか見えない。沖田は自分に後がないことでつらいつもりかもしれないが、本当につらいのはそれを救うことができない孝庵先生や土方だぞ…どれだけ救いたくとも救えない医者や薬屋の非力さを彼は考えることがあったのだろうか…
土方と加納とのやり取りで行き来ができなくなった新選組隊士つーか斎藤一…まぁ、山口次郎になって戻ればいいんだからある意味どうでもいい条項なんだけどねw

*1:ここ数回の旗の使い方が本当にいいよなぁ…