西方浄土…

必殺仕事人2010
主水は西へ…伝言とともに描かれた菊の花…旅の途中…そういうことなんだよね…
小五郎も経師屋もお菊も主水に関わるところの表情見てたら、直接の言葉はなかったけど、3人の想いが伝わってきた…
特に松岡はやっと八丁堀って呼べたのにな…自分の取り分から主水の取り分を置き、殺しの時に仕事屋のナレーションを語る経師屋に涙が出てきた…

主水が昔の映像で登場って報道だったせいで、2007や2009の映像を切り貼りしたり、仕業人のやいとやみたいにぼかして仕事するのかと思ってたけど、そういう形にされずに本当に良かったよ。

それはそうと、かたせ梨乃と本田博太郎は当然の如く仕事の的だったけど、津川さんがあんな役だとは…。津川=悪人って必殺の常識(笑)に完全に引っかかったわ。善人だったはずの右京之助の変わる様や、自分より上になってしまった右京之助に逆らえず嫌々お咲を切ってる酒巻もいい。しっかし、このテーマでこの悪人連中、これって選挙前日に放送していいものだったんだろうか?(笑)

とりあえず、完全にメインのストーリーに絡まずに緊迫したシーンに乱入して緊張感を消し去り、アジトでは「誰だいその右京之助ってのは?」と言い放った文鳥大好き仕立て屋最高w
あと、仕事人だと既に知っている小五郎へ平三郎のことを伝えたり、三番筋で「お兄ちゃん」に対して依頼をした如月も良かった。仕事人が身内だと分かった上で死ぬ間際でもないのに依頼人になったレギュラーってたぶん初めてだよね?

と、2009メイン組は悪くなかったんだけど、内藤さんのキャラって必要だったんだろうか?正直、いなくてもシナリオ上特に問題なかった気もするんだが…主水がいない分の数合わせだったんだろうけど、もうちょっと上手く使えなかったのかなぁ。

それはともかく、藤田さんたちが作り上げてきた必殺の灯を消さず、主水シリーズに続く渡辺小五郎シリーズとしての「必殺仕事人」や、非小五郎シリーズとしての新しい「必殺」がこれからも作られることを心から期待しています。